No.43「主体的な活動をはぐくむ場所~ブックカフェ&アートステーションZ~」感想(幅野)
2016/11/13
11月5日に、みらい館大明ブックカフェにてトークイベントがありました。
若者たちの自らの学びや活動の場として利用されているブックカフェと「アート」という切り口で同様に自らの学びや活動の拠点として、広い年代の方が利用されている「としまアートステーションZ」
この、ブックカフェとアートステーションZを事例に、「主体的な活動」を求めて集まる「場」について、
トークセッションが行われました。
事例紹介の後は、会場の参加者を交えたワークが展開されました。
会場を交えたワークでは、「若者支援を行う場所の必要性の言語化」
終始この論点でワークが展開されていたように思います。
トークイベントに参加した若者としては、
場づくりに関わっている人、関心がある人達が集まって議論がなされていること自体
とてもありがたく思うと同時に、言語化を図て行くのは、自分たちユーザー側の仕事であるとも思いました。
ブックカフェインターン生としては、
必要性の言語化というのは「場」を作った際に、なされていたのではないのかなと思いました。
若者は、若者支援を行う場所を求めているのかという質問も出されていましたが、
そもそも、若者支援を行う「場」というのは、現在の社会状況から見てあった方がいいだろうと
判断されてできたものではないのかなと思います。
つまりは、社会要請に応えて作られた「場」です。
それを、若者は求めているのかといった個人の需要と混合させて考えることが、そもそも間違いなのかなとも思います。
社会要請によるものが、個人の需要と結びついていくまでには時間が掛かります。
「場」を運営していくのであれば、個人の需要と結びついていくまでの時間を如何に待つかが重要ではないかと思います。
今回のイベントは、若者支援を考える良い機会となりました。
今後、若者支援をの必要性をどう伝えていくか、利用している若者として運営に関わっているスタッフとして
両面から考えていこうと思います。