その9『あなたにありがとう』松浦弥太郎

   

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近づきすぎてもうまくいかないし、遠すぎてもうまくいかない。ほんのちょっとのことでゆらいでしまう――。対人関係は、そのように一筋縄でいかないもの。人とのほんとうのおつきあいは、自分の眼で相手を選び、相手の眼で自分を選んでもらうことから始まります。
本書では、『暮しの手帖』編集長、書店経営、文筆業と、忙しい日々のなかで活躍を続ける著者が、自身の経験から見つけた人間関係を大切にはぐくむヒントをまとめました。
「愛情を伝える」「待たせない」「断られ上手になる」「いない人の話をしない」など、人とかかわりあいながら心地よく暮らすためにできることを紹介。
(Amazon『あなたにありがとう(PHP文庫)』ページより)

自己啓発本は手を出しにくいよ~。読んでいても語気が強くてなんか気に入らないよ~。
でも人との接し方、付き合い方をどうにかしたい。生き方に関することを簡単なところから学びたい。
という方はこの本がおすすめです。

『暮しの手帖』編集長・松浦弥太郎さんはやわらかい表現が多いので読みやすいのではないかな、と思います。
また、文庫本と同じサイズなところもよいポイントだと思います。

私が気になった文章は
「相手が変わってくれるのを待つのではなく、まず自分から変わるのです。」
「忙しさは、人とのかかわりを怠る言いわけにはなりません。」
「人間関係に効率を求めてはいけません。」
「相手が言わんとしていることを、素直に、謙虚に、教えてもらう。」
などなど。

ブックカフェには松浦さんの関連本『今日もていねいに。』も置いてあります。
気になった方は、こちらも読んでみてはいかがでしょう?

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