ブックカフェ通信 その3

      2016/06/14

今日は、昨年度ブックカフェで行なわれた活動の模様をご紹介します。

【ブックカフェでの出会いから作られた絵画】

ブックカフェ絵画

出会いは、いつもBoy meets Girl。はじまりはブックカフェでの出会いだった。日頃の迷いのなかで見つけたボディビルを趣味にする若者は肉体改造に汗をながす。日本画を大学で学ぶ彼女は、作品作りのなかでモデルを探していた。偶然か必然か。

すれ違うだけの人生がクロスした瞬間、そうだとわかるのは後々のことだ。作品にまつわる解説がなくても、静かにカフェの壁にかかっている絵画の前でなら、きっとこの出会いを感じとれる。

【LGBTsコーナーを作り、活動するスタッフ】
LGBT模造紙LGBT棚利用者だけでなくスタッフのなかにもストーリーはあります。スタッフのはるくんはLGBTs(性的マイノリティ)の人たちが安心して過ごしていけるように、ブックカフェ内でコーナーを作成しています。
人口の約5%、「いない」ではなく「言えない」LGBTsの人たちが安心して過ごせる場所は、日本ではほぼありません。実際に会って話せば同じ人間だと感じられるはずです。本を読んだり、人と話したりするなかで自分の存在を肯定し、多様な生き方を選べる場所になればと書籍を置いたり、イベントを開催しています。

【「校境なき文化祭」を運営している学生たち】

廃校文化祭  閉校した学校を舞台に、大学の「学祭」と高校の「文化祭」を混ぜ合わせ、学校の境に関係なく盛り上がるイベントを行なおうと取り組んでいる学生団体がブックカフェで活動しています。
趣旨に共感した大学生や高校生たちが集まって実行委員会を作り、2013年、2014年とみらい館大明で「校境なき文化祭」を開催しました。自分たちの思い描く文化祭を目指して、日々奮闘しています。

【弁護士Cafe】

弁護士カフェ

若手弁護士の田村さんがカフェマスターとして月に1回程来てくれています。法律に関することはもちろん、仕事や日常生活のちょっと気になることについてオープンスペースで気軽におしゃべりできます。

(トーク例)
・最近のニュースを分かりやすく解説!
・仕事に関するアレコレ
・弁護士さんのお仕事ってどんな感じ?

【子ども映画プロジェクト】

映画プロジェクト子どもたちが自分たちで考えたテーマについてストーリーを話しあって、短いショートムービーを作っています。出演者になることはもちろん、監督やカメラマン、音声なども担当し、映像を専門に学んでいる学生や子ども好きな若者がサポートしながら、一緒になって映像作品を作っています。

【作業日】

作業日

経験豊富なコーディネーター広瀬さんがカフェマスターになり、いろんな人たちとおしゃべりしています。自分の「作業」を持ち込んでアドバイスを受けるもよし、なんとなく気になっていることを雑談するもよし。毎回、幅広く活動している人たちが集まっているので、交流を広げることもできます。

【インターン募集のお知らせ】

みらい館大明は、若者と共に地域に発信していく生涯学習施設を目指しています。常時インターンを受け入れており、ブックカフェの運営の他、生涯学習講座、地域づくり、アートイベントの企画・運営への参画や、この文化施設を一緒に育てていく実践・体験を通して、自分のキャリアに生かしてほしいと考えています。関心のある方はお気軽にご連絡ください。

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